数年前に四国に旅行へ行きました。同行者は両親と弟の計4人で移動手段は車、車種はプリウスでした。ETCで高速が1000円の頃だったので折角なので利用してみようと言う話が家族の間で出たことから旅行が決まりました。プリウスを買ったばかりで燃費を試してみようと言うのもありました。目的地は徳島と香川で、徳島の鳴門でうずしおを見ることと香川でうどんを食べるのを目的に朝早くから出発し、1泊2日の旅行を楽しみました。

観光をしたのは鳴門のうずしおだったのですが、運悪くその日はしっかりとしたうずしおを見ることができませんでした。見られたのは波とあまり区別がつかない、なんとなく渦っぽいかなと言うものでした。実は下調べが不十分で、日によって見られる人そうでない日が有るということをその時初めて知りました。

ちなみに見た方法は大鳴門橋の上からガラスで覗き見る方法で、他に船に乗って見学する観潮船もありますが、利用はしませんでした。うずしおが見られなかったのは残念でしたが、天気がよかったので中々綺麗な風景を見られたのでそれなりに満足できる観光でした。

逆に不満だったのはその日の食事です。近くの民宿のような店で食べたのですが、刺身はなかなか新鮮で、まあまあ美味しかったのですが、何故かエビだけはやたら貧相で全く美味しくなかったのが記憶に残っています。その癖、値段は観光地らしく高かったので、質に見合うとは感じませんでした。

瀬戸大橋を車で走ると橋がとても巨大に見え、景色もよく非常に爽快であったことが記憶に残っています。その時は弟と父、3人で交代で運転していたのですが、たまたま瀬戸大橋を渡る時に自分の番であったことをラッキーだったと思いました。普段運転が左程、好きでは無い私が運転をこれほど爽快だと感じたのはこの時と北海道をドライブした時だけです。

 

当時の時点で建造されてから20年以上は立っているものなのに、こんな巨大な建造物を作ってしまうなんて凄いなと今更な驚き覚え、感動さえ感じてしまいました。それほど走る時の瀬戸大橋は大きく見えたのです。それとこれは余談ですが、この橋を初めて知ったのは子供の時に見たアニメでしたのでその実物を見た感動も景色とは別でほんの少しあったりしました。

往路と復路でルートを変え、帰りは鳴門海峡大橋や明石海峡大橋を渡りましたが、こちらは瀬戸大橋と比べ感動は無く、ちょっと物足りなく感じました。勿論、それは私の主観で人によっては異なる感じ方をすると思いますが。

行く前に観光ガイドマップを見て行きたいうどん屋の候補を決めて行ったのだが着いたのが3時頃でその時には店が閉まっていました。香川の有名なうどん屋はほとんどが3時まで早いところでは13時30分に閉まってしまうのですが、それを知りませんでした。勿論ガイドマップには店の開いている時間は書かれていたようですが、飲食店がそんな早い時間に閉まるとは思わず、チェックするべきでした。

慌ててガイドマップを見直すと16時までやっている店を近くに見つけ、急いでその店に向かいましたが、品切れで時刻より前に閉店していました。意気消沈し、何とかやっている店は無いかと彷徨っているとセルフうどん店のような簡素な店を見つけました。そのお店はまったく飾りっけも風情も無く、わざわざ香川に来てこんな店と思ったが、お腹も減り疲れていたため、もうここでいいやと店に入りました。

するとその店のうどん、特にぶっかけうどんが絶品で、その美味しさの秘密は醤油でお土産に買って行きたいと思い、店の人に聞いてみましたが、残念ながら販売はしていませんでした。また行きたいと思っていますが、残念ながらその店の名前も場所も思い出せません。